IDYLLWILD ARTS ACADEMY
アイデルワイルド・アーツ・アカデミー
ADDRESS
Box 38, 52500 Temecula Road, Idyllwild
CA 92549 U.S.A.


OFFICIAL SITE:  Idyllwild ARTS

DEPARTMENTS:

Creative Writing 文芸科
Dance ダンス科
Interdisciplinary Art 総合芸術科
Moving Pictures 映像科
Music 音楽科
Theater 演劇科
Visual Arts ヴィジュアル・アート科

*** 青山航士さんは91年から95年までダンス科に在籍
  95年同科卒業
  ダンス優秀賞受賞
 

MEMO
 1986年創立の4年制プライベートスクール。所在地はロサンゼルスまたはサン・ディエゴから東にフリーウェイで2時間半ほど走ったところです。森と山と牧草地の連なるサン・ジャシント山脈の西側、カリフォルニアの大自然が感じられる、標高1500m超の地域に位置しています。スポーツ選手の練習場が標高1200mを超えると「高地トレーニング」というそうで、青山さんは成長期の4年間、高地で鍛錬を積んでいたことになります。あの身体の強靭さに改めて納得しますね。
 アメリカ有数の芸術高校で、おもに平日午前中に通常の高等学校のカリキュラムを受けながら、音楽・美術・演劇・ダンスなど、それぞれの分野を専攻できるそうです。ジュリアード・スクール、バークリー音楽院をはじめとする名門芸術系大学に多くの卒業生が進学するとのこと。
 全寮制ではないようですが、ある年度の学生数が268名、うち寮生245名というのですから、多感な時期の学生たちが、親元を離れてそれぞれの分野にどっぷりと浸かるような毎日でしょうね。
 若い才能が現代の表現を学ぶ場に相応しく、いろいろなメディアに学生たちの活動が紹介されています。そのなかでもYou TubeチャンネルのIdyllwild Artsは、最新技術を使ったスライドショーや動画が面白いのでぜひご覧ください。在学生のパフォーマンスの中にはダンス科の学生が自分で振り付けた作品も。青山さんの在籍当時の映像があったら・・・と思ってしまいますね。
 また、アメリカでコミュニケーションツールとして人気のあるTwitterにもIdyllwildのページidyllwildartsがありました。
 09年12月現在、最新映像が秋のダンスコンサートですので、こちらもぜひのぞいてみてください。今は男子学生も少し増えているようですね。しかしさすがアメリカの高校生、体が大きいです。以前、熊川哲也さんがリフトするパートナーの体重が48kgを超えるとグッと来る、と話しておられましたが、うう~~~む、それよりはかなり・・・。男子学生も頑丈そうではありますが。





 9月のお茶会では、アカデミーの年鑑"BOOKYEAR" という写真集を青山さんが持ってきてくれました。MEMO欄の画像はその時のものです。
 写真を勉強している学生が撮影したそうで、青山さんの滞空時間の長い大きく高い跳躍がとても奇麗に収められていました。撮るほうにとっても思い出の一枚でしょうね。
 画像で青山さんが手にしているのは92年版、青山さんは二段目左の写真の一番後ろに男子学生としてはただ一人写っています。信じられない話ですが、青山さんはアメリカでダンスの勉強をゼロからスタートしたそうです。周りはバレエ経験者の女の子ばかりで、練習の時タイツを履くことにもすごく抵抗があったとか。
 でも3年目の年鑑には『海賊』のアリのバリエーション、4年目には『ドン・キホーテ』のバジルのバリエーションを踊っている写真が掲載されています。クラシックバレエのコンクールでもよく選択されるこの2つのバリエーションは、男性舞踊手の技術が十分に発揮される内容です。青山さんは「先生が簡単な振付にして」と謙遜していましたが、普通は二、三年の経験ではとても踊れない演目で、青山さんの急激な上達の跡がうかがえますね。
 でもご本人はクラシックバレエよりもジャズダンスのほうに夢中だったとも。ジャズを踊っている写真は拝見しませんでしたが、クラシックの技術を身につけてジャズダンスを、というのはアメリカでダンスを学ぶ時の一つの理想だと思います。基礎がないのに目新しいものを形だけ追うのは「かたなし」、基礎があって、そのうえで新しいものを創り上げるのを「型破り」といいますもんね。