青山航士
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青山航士さん誕生日会
2011

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DIETRICH
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CHICAGO
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WONDERFUL TOWN
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GILBERT GRAPE
ファンの思い出アルバム


zipzapさんデザインの
バースデーケーキ。
haruさんから画像頂きました



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青山航士を応援する会

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 2010年、日本初演となったバーンスタイン作品『ワンダフルタウン』。映画版にはボブ・フォッシーが出演しているこの作品に『CHICAGO』を終えたばかりの青山さんが出演するなんて、縁って不思議ですね。

『ワンダフルタウン』
10-11月 青山劇場 / 11月梅田芸術劇場メインホール

■ 初日 ■
 次に『ワンダフルタウン』ですが、スピーディ・ヴァレンティという役を頂いて、写真も少し大きいとかそんなことが素直に嬉しかったです。社長もとても喜んで下さって、初日祝に判子を頂きました。それも手渡しじゃなくって楽屋に届いたんです。それを見て僕泣きそうになっちゃって・・・。言葉では言わないけれど、そんな形で祝ってくれたのかな、少しは恩返しできたかな、と思いました。
 そして皆さんが暖簾をプレゼントしてくれて。ずっと自分の暖簾を飾るのが夢で、皆一体どうしてるんだろう?と思っていた矢先のプレゼントでした。しまっておくのはもったいないので今は自分の部屋にかけています。だからいつも皆さんと一緒にいるような感じです。
■ 自分だけのスピーディ・ヴァレンティを ■
 『ワンダフルタウン』は、音楽がとにかく素晴らしい作品です。だけど初めて台本を見た時はヴァレンティが全然出てこないので不安になりました。立ち稽古をしても待っている時間が凄く多くて。
 最初に(演出の)荻田さんからは「好きなようにしていい」と言われ、僕のイメージはファンキーで底抜けに明るい、ちょっと頭のおかしい、そんなキャラクターでした。それでノリをよくしてやっていると少し若すぎる、荻田さんのイメージはサミー・デイヴィス・ジュニアだと。いや僕には そこまでの貫録はないです、僕にできるスピーディ・ヴァレンティでいいですか、と話したら「勿論だよ、年をとったふうに演技しなくていい」と言って下さったんです。ブロードウェイ版では恰幅のいい、年齢を重ねた黒人の俳優さんで、はなから真似をしようとは思わなかったし、自分ができるスピーディ・ヴァレンティを目指しました。
■ スピーディ・ヴァレンティx青山航士 ■
 荻田さんは、今までの出演作を色々見て僕の踊りを認めてくださっていて・・・『おどろんぱ』もずっと見ていてくれたらしいんです。 それで僕とテル(照井裕隆さん)の共演を楽しみにされて、自分もファンだったから二人が踊るところが見たい、オーバーチュアから一緒に踊らせようと。それで元の台本には無いところで踊ることになったんですが、僕はヴァレンティという役も、BW版とは違ってただのクラブのオーナーではない、『ワンダフルタウン』の道化師的な、ストーリーテラーのようなキャラクターじゃないかと感じました。
 変化が訪れるシーンに出てくる役なので、一人の人間なんだけど抽象的な存在でもいられたら、と思ったんです。オーバーチュアでもなるべく皆と一緒には動かないで、壁に寄りかかってただ居るだけの方が見ている人は気になるんじゃないか、自分はそうしたいと思って「あまり動かないでいいですか」と生意気なんだけど、提案をしつつ、意見のキャッチボールをしながらキャラクターを創り上げていきました。 衣装が派手で、居るだけで存在感があるからそれで大丈夫だと言われて、あの衣装には本当に助けられました。
 そして見に来てくれた友達に「この役はお前しかいないね」って、衣装さん、メークさん達にも同じように言われてすごく嬉しかった。自分にしか出来ない役というのがあるのかな、と。自分の扉がひとつずつ開いて、歩いて行けているのかな、と思うと同時に、芝居・踊りなど表現に関して、まだまだだ、と思わせる作品でした。
 スピーディ・ヴァレンティという大好きな役に巡り合え、次につながる作品に出会えたことがとても貴重な体験です。これから先も、難しいだろうけど、踊って歌って芝居して、そんな役にまた出会いたいと思います。
■ 二幕ソロとクラリネット ■
 『ワンダフルタウン』はファンの方にも喜んでもらえる作品だったんじゃないかと思います。最近は一人で踊ることがあまりなかったんですが、ソロもあって・・・。原田薫さんの振付で、もとはピルエットで終わりでした。以前から原田さんは「自由に変えていい」と言って下さったんですが、本番でテンションが上がって、急に踊ってる最中にピルエットから(トゥール)ザンレールして膝をついて終わろう、と思ったんです。舞台袖で見ている人も、そのほうが迫力があるし「終わった」とハッキリわかって拍手もしやすい、と言ってくれ、本当に自由にのびのびと演技ができました。
 それと、クラリネット。吹いてはいないんですが、クラリネットの方に指導してもらって指はちゃんと合わせようと決めてたんです。(音楽監督の)島さんは指は見えないし、BW版も適当だからいいよ、って言って下さったんですけど、 かえって「指だけでも」と火がついちゃって。音楽関係の方が見て、「あれ?指あってる」と思ってくれたら良いですし、合わせたほうが自分も気持ちが動くんです。それでいつも稽古場で練習して、息も必ず出すようにしていました。吹いても音が出ないように細工してもらってたんですが、何回か「ピーッ」と音が出てしまって。また、自分の息がスーッ、スーッと漏れる音も、近くで踊っている人は気になってしかたなかったそうです。でも、不思議と楽器に恵まれますね。(『スーザンを探して』の時の)ドラムもそうでした。去年はいろんな意味で成長した時期だったと思います。大切な34才の一年でした。

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